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SHPコラム
2022/11/10Thursday
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- 成長と発達のお話【人間の脳は6歳までに完成する!?】
こんにちは、SHP広報の大湯です。
皆さんは「成長」と「発達」の違いを知っていますか?
簡単に言ってしまうと、発達は身長や体重のように測定できるような身体の変化、発達は経験や練習などの学習により能力が変化することを言います。
そして、成長と発達を合わせたのが発育です。
人間の身体の発達は、身体の各組織がそれぞれ違う時期に違う割合で発達すると言われています。
下図のスキャモンの発達曲線を見てみましょう。
例えば脳の発達は、6歳までの間に大きく変化しており、脳重量でいうと、6歳の頃には成人の90%に達していることがわかります。
他にも身長は成人までに緩やかに変化していたり、生殖器は14歳頃から大きく変化するなど、全てが同じように発達するわけではないのです。
6歳までに脳が90%完成するなんて、驚きですよね。
この事実から「じゃあ幼児期に勉強させればいいんだ!」と思うかもしれませんが、それは少し違います。
6歳までに育てるべきは、学力などの認知能力ではなく、思いやりや積極性、我慢強さ、リーダシップなどのいわゆる人間性(非認知能力)なのです。
ではどのようにして非認知能力を育めばいいのか。
非認知能力を育む方法として、遊びを通して育むのが良いとされています。
遊びながら自分で考え工夫したり、集団で遊ぶことで自分とは違う考え方に刺激されて発達します。
当院の放課後等ディサービスや、児童発達支援、キッズトレーニングで遊びのような運動を集団で取り組んでいるのは、こういった理由が含まれています(^O^)/
6歳までの経験や私たち大人の関わり方が子どもの人間形成に大きく影響されるということを知り、どのような言葉や態度、環境が子どもにとって最適なのか、またどのようなことが悪影響を与えてしまうのかを学ぶことが、周りの大人には必要ですね。
以上、成長と発達のお話でした♪